【スウェでワーホリ】V9/北欧ボランティアってどんな感じ?

 



Hej! Hi! こんにちは!

ブログの更新がやっとできて嬉しい。
日々何かとしら忙しく、疲れも溜まっていってしまって、いつも23時にはクタクタで、ベッドに倒れ込むように寝ている。SFIが始まって以来、平日朝8:30〜11:00まではクラス、カフェがある日は12:00には家を出るし、無い日は15:30までスウェ語の勉強に没頭。って、没頭が正しい言葉かわからないけどそのくらい楽しんで何かができているのは良いことかな。

お待ちかね、今回は北欧でのボランティアについて。

【ヨーロッパでボランティアをする】
ヨーロッパをはじめ、欧米ではボランティア、奉仕活動が盛んに行われている。宗教上の理由もあるのかもしれないが「社会の困りごと=ビジネス」で解決するよりも、NPOなどの組織を立ち上げて、お金云々より、根本の問題を解決することにフォーカスしているように感じる。
特に北欧や西欧では「Praktik(インターン)は自分がメイン、ボランティアはその先にいるや目的や人がメイン」という、お金でない、何かの目的を持って働いているのが印象深い。

移民というバックグラウンド、マイノリティとして、ボランティアをするのは今回が初めて。当然周りに移民も多くいるのだが、誰もが語学だけでなく次の何かを見据えて活動しているパワーを感じる。


【行く前から決まっていた活動】
美味しそうなサンドイッチの写真をよく載っけているが、そうです、そこがボランティア先、「Röda Korset Café (赤十字セカンドハンドブティックカフェ)」だ。

赤十字って日本にもあるよね。
私も高校の時からファーストエイドの資格取ったり、献血したりしている。スウェーデンの活動には「セカンドハンドブティック」部門「カフェ」部門、それに有事の際の「ファーストエイド」部門が常設されている。セカンドハンドブティックは地域の人が寄付してくれた商品を販売、カフェはFika好きのスウェーデンの地域の人々をつなげる憩いの場。ここでの収益は、貧困に苦しむ人や子どもたちのために使われている。その他、ファーストエイド部門の人はスポーツイベントでの救急救命ボランティアなどの活動もしているそうだ。

さて、どうしてスウェーデン語ゼロの私が、突然接客業のボランティアに取り組むことになったのか。

以前の記事にも掲載したが、こんな感じ。

パーソナルナンバーなしでのスウェーデン語教室を探すため、死に物狂いで教会や公共機関にSpråk cafeなどについて聞きまくる。 

コロナ禍での影響で全て対面での教室は中止。 
代わりにボランティアに誘ってもらう。

何がしたい?と言われて、スウェーデン語を学べる環境を、と言ったらカフェに配属決定、今に至る。


【ボランティアでの人脈】
スウェーデンに引っ越し3週目にスタートしたので、もうすぐで2ヶ月。今や業務にも小慣れて教える立場。掃除、注文&会計、キッチン。。。と、一通り任せてもらえるくらいになるまで成長できたのは、正直自分でも驚いている。言語に不安すぎて、初日にやはり断ろうか、なんて思っていた私も、SFI前までは週16時間程度、今は週10時間程度をキープ中。
ちなみにボランティアやスタッフは若い人も含めて、英語ではもちろん話してくれないので、スウェーデン語オンリーの環境で叩き上げ。最初は何言っているのか分からずに帰宅して1人で自分の不甲斐なさに泣いたりもしたけれど、上司が発音矯正から勉強できる書類を渡してくれたりと手厚く、根気よく面倒を見てくれたり、今や友人となりつつある同僚たちと言語交換したりと精神面でかなり助けられた。

今度は求人に応募する時、CVに掲載する推薦人になってくれるとのことで、どういう風に記載するのが1番インパクト強いかな?なんて言って、最大限の協力をしてくれている。そう、ボランティアをすることでCVにも活動内容を書いて、社会貢献できる人物、信頼できる人物であることを証明できるのも、自分にとってかなりポジティブなことである。
スウェーデンで人脈を作ることは暮らしや仕事でも1番大事なことでもあり、難しいことでもある。なので地域の人たちと繋がれたことは、自分にとってポジティブなことだ。ボランティアでのソフト面の良さってなかなか見つけづらいけど、異国の地でゼロから築き上げるからこそ、気づくことやできることもあったんだな〜と思う。

カフェで出す新作の試食をみんなで食べたり、ワイワイしながら爛漫な雰囲気で働いている。



【ボランティアは、ポジティブの出発地点】
ここで、友人のすみれちゃんを紹介。私は日本で彼女と「ボランティア」をきっかけに知り合った。彼女は2019年にトビタテ留学生として、1年間のドイツでボランティア留学を経験。幼稚園でのボランティアなどを通じて、先進国ではボランティアをどう捉えているのか?どう活動しているのか?そして日本で何か生かせることがあるのか?と、研究をしていた。今も学生向けのワークショップなどを企画、運営などを精力的に行っている。

▼ドイツ留学中に連載されていた記事はコチラから。
爽やかな笑顔が印象的なすみれちゃんの周りには、いつも笑顔が集まっている。
彼女はよく「Pay it forward~優しさは連鎖する~」という、言葉を使うのだが、ボランティアの意義や目的について考えたときには、その言葉がぴったりなのだ。困りごとを解決したい、人を助けたい。その先の何かにつなげたい。その思いは、全て人間の底にある「優しさ」から来ていると思っている。だからこそ、ボランティアや団体の活動が成り立っているし、活動に参加すれば社会の困りごとや、解決したいこと、加えて自分ができることを可視化できるチャンスであると思っている。


実はワーホリや留学において、ボランティア活動を通じて「自分ができることを可視化する」というのはとてもいいことである。自分が知らなかった自分を多方面から見ることもできるし、何がやりたいのか?お金や条件に左右されずに自分の「人生で誰かに伝えたいこと」が明確になる。私の場合だと、元々ローカルエリアマーケティングで「老若男女問わず、自身のアイディア1つで笑顔を多く生むこと」が人生の夢であり、その為に「スポーツを使っての地方創生、活性化」というのが目標。

この思いだって、人と人を繋げて楽しいこと生み出したい、楽しい時間を作りたい、という、私の根底にある「優しさ」から、辿り着いた答えなんだろうな〜って、この記事を執筆しようとした時に感じた。それに加えて、ボランティアを通じて、将来日本が見るかもしれない高齢化社会に加えて、人口が少ない都市でいかに人との繋がりをうまく保つか、というハード面を見ることもできて、すごく勉強になっているけれど、それは始めてから気づいて、学べたことである。

日本、海外問わず、ボランティアにこれから取り組んでみたい人は「自分が力を添えたい分野」「やりたいこと」から活動を選んでみるのがオススメ。自然と自分のやりたいことの答えが見えてくるように、学ぶことができる。それに自分が動くこと=社会の困りごとを解決するならば、周りを良くすることもできるチャンスが転がっているチャンスもしれない。
ぜひ、コロナ禍を超えて挑戦したいことがある人は参考にしてみてね。

何か不明点やご意見などはフォームからお問い合わせください。
それでは!
Tack för att du läser!!!

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