【スウェでワーホリ】V23/お久しぶりです!


Hej!Hi! こんにちは!

ものすごーーーく、ご無沙汰しております。クリスマス終わっちゃった、2021年になっちゃった。しかも気づいたら、日本から越して5ヶ月ちょい、V23。。。

「コイツ、年1のメインイベントのレポもしないで、何やってるんだ・・・」

その通り、長々とご無沙汰してしまい、失礼いたしました。
クリスマスのリポート、実は2019年にもしていて、旅ブログと化した旧ブログの5~6日目くらいにあるので、覗いてみてね。



さて、ブログ更新が止まったV10~V23まで何をしていたのか、サラッと振り返ってみましょ〜!

V10の出来事
1stアドベント、大量にルッセカッテを焼きクリスマスのアドベントに癒される日々。SFIの課題が全て終わり、急遽NP(昇級試験)を受けることに。

V11~V13の出来事
大量にペッパーカカーを焼くも、クリスマス前に無くなりそうな速さで食べていて、ちょっと驚く。SFIの最終テスト準備に終始追われて疲労困憊。最終テストが終わったときに職業訓練(Yrkesutbildning)について先生に聞くも盛大にスルーされ、とっととSFI終わらせろと言われる。ちょっと言い方がキツかったので落ち込む。なので、改めてCVとかPersonligt brevを修正して、自分の力で生き抜くしかないな〜なんて実感。



V14の出来事
クリスマスのお祝いで、相方実家へ帰省。こちらに越して以降、初めての滞在。
相方ママさんが最終口語テストのために練習に付き合ってくれた。おかげさまで成績はかなり上で無事修了。そしてスウェーデン語のみで過ごす自分に心の中で拍手。(今まで英語を話していた自分が恥ずかしい)相方3兄弟とも基本的にスマート。オタクトークしかしない私と妹と比べられないほどに賢いので、アカデミックなことや政治的な話で盛り上がることもよくある。そんな高度なスウェーデン語力は持ち合わせていないけれども、英語への通訳もしてほしくない!と、頑張ってとにかく聞いていた。


V15の出来事
ここから2021年。相方が仕事なので、新年は自宅で過ごすことに。年明けすぐに仲良しの日瑞カップルと4時間半ビデオ電話して、久しぶりの日本語に心が潤う。その間にSFIの課題をやりまくるもEラーニングコース担任の代理(Vikarie)のコメントがあまりにも嫌味だったので、中断。担任の帰還を待つことに。

V16の出来事
相方との周年記念のお祝いをする。薔薇をもらったのがとても嬉しかったのだが、1週間半後、勝手に花瓶が棚から落ちて室内が大惨事に。。。私よりも落ち込む相方を見て、ドライフラワーを作ったのでしばらく楽しんでいる。そして、Jämtland県内大雪に。毎日雪かきで筋肉痛。

V17~V18の出来事
SFIの新年明けてからのクラスの制度があまり好ましくなく、ストレスになるのが嫌だ〜とTwitterに入り浸ると、在スウェ日本人の先輩方が励ましてくださった。おかげで自信を取り戻し、我が道を行くことに。そして「R」の巻き舌発音を突然マスター。泣いて喜んだ。
さて、母と友人が新年早々送ってくれた荷物が到着。しっかり税関告知書を記入、どこにもかしこにも「これはGift!」って注意書きを入れておいたおかげで関税に引っかかることは特になかった。賞味期限が近いものからドンドン消費中。日本食美味しいね〜〜。あれ?少しずつ肥えているのでは・・・?(シーっ!)


V19~V23の出来事
SFIクラスへの出席をやめ、自分で勉強をする傍ら、12月からコツコツと準備してきた、就職活動を進める。図書館にすらいけなくて、家の中で缶詰なので時々しんどかった。そして3言語を駆使する人たちってすごいな〜と思う。未だに難しい時がある。いい加減、英語力上げないとなぁ・・・。

「海外を旅して、国際恋愛して、いや、英語できるでしょ!」

ん〜そうでもない。
正直、今はスウェーデン語の方が話せる。SFIが終わったら英語科目も取れるようになるので履修しようと思う。あと、SFIクラスをまた1つ終え、最終クラスへ行くことに。Eラーニングも終盤に差し掛かると、ついに意地悪問題が頻発するように。穴が開きそうなくらい文章を読み続けた結果、眼精疲労。目薬が手放せない。

・・・ざっとこんな感じ。誰得〜!?な情報だけど、こんな感じで田舎のスウェーデンライフを楽しんでいる。


【就活、スウェーデンで仕事は見つかる?】
前置きが長くなったけれども・・・

今回はお仕事のお話。
実はご縁があり、スウェーデン企業のフルタイムジョブのオファーをいただき、契約しました!

この就職難時代に、ありがたい。もう感謝しか出てこないし、150%、、、いや200%の能力を会社に費やすつもりで、気合いを入れています。

今ドキのスウェーデンでの就活状況はどんな感じかといいますとと、職探しはハッキリ言ってかなり難易度が高いし、見つかりづらい。

えええ、厳しすぎる言い方では?と思うかもしれないけど現実だ。
特に田舎エリアでは仕事も少ないし、語学が必須になるので難易度がさらに上がる。



◉よく聞かれる、就活FAQ◉
※あくまでも筆者の場合なので全ての方に当てはまるわけではありません。予めご了承ください。

Q:どうやって見つけたの?
A: 私の場合、ArbetsförmedlingenLinkedInを中心に情報収集をしていた。スウェーデンでは大学や専門の卒業分野の職業に進むことが基本なので、そこへの業界の就職を基軸にしてCVやPersonligt brevを作成。(お手本はGoogleで調べれば職業別にあるのでおすすめ。)

就活サイトは日本みたいに専門性に特化しているものもいくつかあるので探してみてもいいのかもしれない。 あとは、Facebookで「地域名+Lediga jobb」と、検索すれば居住エリアの求職情報ページがあったりする。スウェーデン語のみとはなるものの、そこでしか探せない情報や、CVの書き方などのアドバイスを投稿してくれる人もいるのでかなり役立つ。私はそこから学んだことも多い。それにカフェやレストランなど、ローカルに飛び込み営業みたいな形でCVとPersonligt brevを手に持って聞いてみるのもアリ。

Q:お仕事はスウェーデン語?
A:私の場合は、日英の仕事なのでスウェーデン語の出番は少なさそう。Skattvarketsなどの書類関連、それに社内にスウェーデン人がもちろん多いので、できて絶対損はない。天気の話くらいはできた方がいいのかな。

私の仕事はただ運が良かったというだけで、実際、英語は国際的な展開をしている企業で、国外とのやりとりが多い仕事や非ネイティブが多く所属しない限りは使わないと思う。スウェーデン支社がある外資系に勤めている知り合いから「社内公用語は英語だけど、その国同士で話すならその国の言葉(スウェーデン人同士ならスウェーデン語)になる」と聞いた。(そりゃそうか)なので、現地企業でも外資系、スウェーデン国外向けにスウェーデン製品を営業をするならばともかく、ローカルなカフェや企業、そしてコミューンなどで専門職として働くのであれば、スウェーデン語が必須だ。

なので、英語を話せてプラスに作用する!っていう実感は、あまりにも少ない。カフェでボランティアをしている時、わからない単語を英語で聞くことがあるが、最近は対象のものの画像など調べて、日瑞直訳をしている。

代わって「移民が多い=マルチリンガルが多い」ので競争は激しいが、日本語ネイティヴということは、良い強みだと思っている。語学の重要性やスウェーデンの文化については今までの滞在記でもお伝えしているが、英語だけで暮らすと仕事はできても、スウェーデン人の友人を作ることが難しいかもしれない。なので、スウェーデン語の勉強を渡航前に少しでも進めておくことを、改めてオススメする。


Q:ワークビザに切り替える?
A:はい。試用期間が終われば、そのままビザ切り替えで正規雇用予定。やはりワークビザを取る場合は、自分がどうこうするより、企業がサポートをして取得ということは、ここでも変わらず。

Q:何件応募した?

A:
  • Praktik・・・10件くらい
  • 正雇用応募・・・5件
  • スカウト・・・2件
Arbetsförmedlingenへ求職者登録すると、月の応募最低数が課されるのでクリアしなくてはならない(私は4件/月) 。ちなみにスウェーデンで教育がある人は25件/月とかザラらしい。



【スウェーデンでの就活】
仮に「どうすれば就職できますか?」と言われても、返す言葉は「自分でよく募集を見て、どんどんアピールすることと、語学力伸ばしてね〜」くらいしか見当たらない。
というのも、コロナウイルス感染拡大の影響で観光、外食産業を中心に、国内の失業率は2021年2月時点で昨年比約2%ほどUP(約6%後半→約8%前後)。100人のうち8人が失業、加えて残念なことにシフトが減ったりしている、失業予備軍はわんさかいるわけだ。

3ヶ月で100件応募しても面接に進んだのは3件、採用されずに20件追加応募、ようやく就職するまで半年〜1年・・・なんていうのが、スウェーデン人のコロナ禍での就活事情。(業界によって個人差があります)スウェーデン人でさえ働く場所に困るほどなので、何か特別なスキル(資格)や語学力を上げないとならないという理由から、働くのはかなり難しいということに至る。ちなみに私は、前者の「特別なスキル」が企業のニーズにマッチした形だ。

つまり、例えば製菓やバリスタの教育がありFika文化の国だからカフェで働くの!」なんていうのも「コロナでお客さん来ないから雇えない」と、断られる可能性もある。

それに実際に住んでいる状況から、2020年10月頃に比べ、さらにオンラインだらけ。今、こちらに渡航したところで、特にやることもないのであまりオススメできない。もし、難しいと感じるならば、渡航計画自体を再度練り直すのもいいのかもしれない。
  • コロナからの完全復活を待つ
  • 就職しない前提で貯金を十分に蓄えていく(遊んで暮らすなら1年約200~250万円程度)
  • 手に職をつける(美容師やネイリストなど)
  • 職業スウェ語を学ぶレベルに到達してから渡航
  • フリーランスになって、収入を確保

「特段の事情があるから渡航を待てない。」

私も相方あってスウェーデンに来たので、そんな事情や心情も理解できる。ということで、今回、私が見た「スウェーデンでの職探しをするときに知っていた方がいいこと」を、かいつまんで紹介していく。

※あくまでも筆者の経験談。状況が異なる場合がありますので必ず不明点はご自身でお調べください。



【日本より「学歴」重視の就活】
FAQの通り、スウェーデンでは卒業科目で職業を選び、教育がないと学校に通い直す、ということが通例。(例:バスの運転手が介護職へ転職したいのでYrkesutbildningを受け直す)
その良点として、職業訓練が充実していることが挙げられる。特に人手が必要な介護職や幼児教育などで活躍したい移民に向けて、SFIやSASと同時進行が可能な訓練校もある。

長い夏休みの間に正規雇用の代理(Sommarjob、Vikarie)として働いたり、またインターンシップ(Praktik)を募集しているところもあるので、そこでスウェーデンでの職務経験を積む道を探すのも手かもしれない。また、私のようにボランティアに参加したり。特にコミューンでは2月頃から夏のお仕事の募集を始めているところもいくつかあるので、チェック必須だ。さらに、コネ社会と言われるスウェーデン、多くの職場で「紹介からの採用を経験している」と移民の就職支援コミュニティーの人が話してくれた。なので、SommarjobやPraktikでとにかく人と繋がることも良いポイントかも。

Arbetsförmedlingenと上手く付き合う】
Arbetsförmedlingen (Swedish Public Emproyment Service)日本で言うとハローワークのような機関で求職者の手助けや能力開発を行っていて、求職者登録→一度電話面接した後、毎月の就職活動についてWebで登録、報告をすることになっている。

他にもコミューンとローカルオフィスがタッグを組んで職業スウェーデン語コース(Yrkessvenska)や無料でPCスキル開発コースなどの開講もしているようだ。「おっ、さすがスウェーデン!移民の能力開発に相変わらず一生懸命だ」と思った私は、Yrkessvenskaコースの受講希望、また職業訓練が可能なキャリアパスとスタディパスについて、Arbetsförmedlingenに聞いてみたら、こんな答えが。

「あなたはSFIに通学している。Yrkessvenskaは3ヶ月フルタイムコースになるのでSFIと同時並行ができない。そしてSFIの方がレベルが高いから、Yrkessvenskaコースは通わない方がいいと思う。それにYrkesutbildningもPraktikも自分でどうにかするものだから、がんばれ!」

ハハハ。メールを見て、笑いしか出てこなかった。
ゆくゆく調べてみると、コミューンの教育管轄部門(Lärcentrum)からYrkesutbildningとSFI/SAS同時進行のプログラムを探し出すことができるので、コミューンに問い合わせをした方が良さそうだ。ちなみに移民仲間いわく、Yrkessvenskaは難民用ではないかというハナシ。ああ、そういうことか〜と悟ったので、やはりあまりArbetsförmedlingenに頼りすぎずに職探しをしていくのも、大事なのだと感じた。

【己を強く。「なんとなく」じゃ、通じない。】
職業訓練校で多大なる時間をかけて学校で勉強し、卒業、職へとつながるので「なんとなく」というよりも「自分はこうなりたい、ここでこう働きたい」というビジョンを持っている人がかなり多い印象を受ける。ボランティア先で、高校生Praktikの子と話すと「自分のお店を持ちたい」「こうなりたい」がはっきりしていると感じる。

ワーホリをするのに「何をしたいか明確に」とよくアドバイスするが、スウェーデンで就活するなら、この文化を知って行動した方が、就活をするときのポイントが変わるかもしれない。

【時間はかかる。だって、ここはスウェーデン!】
コロナ云々さておき、スウェーデンでは普通の就職活動もなかなか時間がかかるそう。企業Aに応募したら採用通知まで半年のプロセスがかかった、忘れた頃に返事が来て、もう違う企業Bに就職していた。企業Aが第一志望だったのに!!という話を知り合いから聞いた。
私の場合、応募から採用までのプロセスは1ヶ月半程度だったが、早い方だと言われた。(職業やポジションによる)

相方も契約更新が2~3週間かかる時もあり、気づいたら契約切れる数日前で更新、、、なんてよくある。日本では契約社員であろうとも少なくとも、1ヶ月前に更新していると思う。そんな状況と比べると、かなりドキドキだよね。「ビザ待ちなどで耐性がつく」というのは、あながち間違いでもなく、こういう状況でのメンタルキープに役立ったりする。

【あるようでない、労働制限】
気になるワーホリビザの労働条件、制限、またワークビザへの切り替えについて、移民局に問い合わせをしてみた。ワーホリビザでの労働条件、どこにも情報がないので恐る恐る移民局に聞いてみると。。。

「特に制限時間や、勤務日数や雇用先との契約期間について、規定はない」

あれ、結構ゆるい。
これは労働条件が元々厳格に管理されているスウェーデンだから、為し得る事なのかもしれないな〜なんて感じた。なので、ワーホリビザであろうと週40時間フルタイムで働くことは今のところ問題はないようだ。そして、学生・ワークビザへの切り替えに関しては「基本的にワーホリから、学生・ワークビザへの切り替えは認めていない。国内からの申請はしないように」と返事があった。

基本的なルールはその通りだ。郵送だと可能〜なんていう噂も目にするが、仮に今後正雇用をいただいて、スポンサーがいる私でも、ぶっちゃけ日本に戻らずに、ビザを変えることができるか〜なんて、その時にならないとわからない。例えばフリーランスやオペアなど、他のビザに切り替える場合の情報があまりないので、現在ワーホリ渡航をしている人たちが、どのような形でビザ切り替えをするのか、今のところ不明点が多いのが現状だ。

【自身の経験から・・・】
随分と長くなったけど、そんなこんなで私の地味〜にやってきたことだ。少しは何かの役に立てるといいな。
ちなみに私自身、就活は人生3回目。(学生時代のバイトを除く)
日本では、今まで2~3件応募すれば、大抵やりたいものに決まっていて、応募からのプロセスが1ヶ月以内、かなり甘々な状況で就活をしてきた。なので、環境的にも、状況的にも、そして自分としても、人生イチ苦戦した。かなりストレスも溜まったし、途中で何度泣いたことか。(もし仕事が5月までに決まらなければ日本に帰ると言って、相方と大揉めしたり。)

日本にいようと海外にいようと「自分がどうなりたいか」を主体に考え、どんどん行動するのは変わらないし、その中で「国の文化の違いや、やりたいこと、そして業界全体の就職業界を見ていくこと」が大切だと感じた。前述の通り、言葉の壁もあるけれど、決して「自分はできない」と思うのではなく「自分はここまでできるんだ!」とポジティブに進めていくことも、きっと良いポイントになるだろう。

















今年はボチボチな感じで更新していくのかな〜というところなので、また更新した時にお付き合いいただけると嬉しい。ちなみにワーホリINFOは更新しているのでページメニューからご覧ください。入国の要件とか色々変わってきているので、各機関への確認をきちんとしてから渡航準備してください!

最後に、この長ったらしい記事をここまでお読みいただいた皆様。
本当にありがとうございます。

みんなに素敵なことがたくさん起こる2021年になりますように。

それでは!
Tack för att du läser!!




コメント

Unknown さんの投稿…
コロナで普段以上に就職が難しいなか、就職されたこと本当にすごいです!!

おめでとうございます!!

また、お時間のある時に、日本で学んだこと+仕事をスウェーデンの就職でどう活かすことができるか、オファーももらっていらっしゃるんですね!!その、オファーについても、どうすれば良いかなど伺いたいです☺️
Mikki さんの投稿…

コロナで普段以上に就職が難しいなか、就職されたこと本当にすごいです!!

おめでとうございます!!

また、お時間のある時に、日本で学んだこと+仕事をスウェーデンの就職でどう活かすことができるか、オファーももらっていらっしゃるんですね!!その、オファーについても、どうすれば良いかなど伺いたいです☺️

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コメント、またお祝いのお言葉をいただき、ありがとうございます!
日本で学んだことをスウェーデンでも生かせるのは移民ならではだと思います。例えば、医療資格がある方は移行ができるということも、コミューンやSFIからも教えていただきました。また、何かしら職務の経験があり、こちらでも挑戦したいなら直にPraktikの申し込みをしてみる、また職業を変えてみたいならyrkesの職業訓練を受けることも、手なのかもしれません。何をやりたいか・・・それを明確にして、専門性をあげて仕事を探すことが、スウェーデンでの就活において大切なことなのかな、と就活歴、在住歴も短いながらに感じたことです。

Unknown さんの投稿…
お返事、ありがとうございます!!
スウェーデンならではというか、再教育の機会を利用したりこれまでの経験を上手に生かすと良いということですね。
とても、参考になります!
ありがとうございました。